石炭ガス化複合発電(IGCC : Integrated coal Gasification Combined Cycle,石炭ガス化コンバインド発電)とは,石炭をガス化炉内で部分酸化することにより一酸化炭素と水素を主成分とする可燃性ガスに転換し,その生成ガスから窒素化合物,硫黄化合物,ダスト,金属成分などの不純物をガス精製装置で除去した上で,LNG と同様にガスタービン複合発電の燃料として使用する発電方式である。 三菱重工の石炭ガス化複合プラントの説明では次のように記されている。 大型 IGCC では従来型石炭焚き火力発電方式と比べ,発電効率を約 15 % 向上させ,CO2 の低減も図ることが…