暑いし、元気がない。こんな時は「マチス展」へ行こうと思い立つ。行って良かった〜! 赤や黄色や、さっと描いた線が脳裏にはりついてしまった。 そして晩年の仕事「ヴァンス・ロザリオ礼拝堂」での作品に胸を打たれた。 「告解室の扉」という文字を見ただけで、凍りついてしまった。 模様を見て、その透ける光を思うと、この部屋でどんな気持ちになるのだろうと思う。 絵画は、赤や黄色がお互い全然邪魔せず、それぞれを引き立てあっている。サッと丸を描いただけの果物が、転がるようなリズム感を持ってみずみずしい。どれものびのびしていた。 描かれた線は、力が抜けているのにパワフル。この線にどうしてたどり着いたのか〜と思いなが…