会社員、フリーランス時代を経て会社経営するようになったものの、まだまだプレイングマネージャーとしての仕事は抱えている。もうエンジニア13年目。 まだ10年目やから!若いから!と思ってた時からズルズル時は流れている実感はあって、きっとあっという間に20年目とかになっていくんやろなぁ…と何とも言えない気持ちになる。 向いてない向いてない…と思い続けて13年目。未だにその思いは変わっておらず、日に日に強くなっていってる気すらする。向いてないと思うのはなぜか? デキそうなエンジニアがネット上にたくさんいるからである。比較しなくていいんだよ、目先のタスクに集中しろと自分に言い聞かせるが、油断すると「あー…
社会人がMBA(Master of Business Administration)を取得するという選択は、キャリアアップを目指す多くのビジネスパーソンにとってオプションの1つでしょう。特にマーケティング分野でのキャリアを考える際、MBAは大きなアドバンテージとなることがあります。 一方で、MBA取得には膨大な費用も時間もかかるのが事実。それに見合うメリットがあるのかも不安という方が多いかもしれません。この記事では、私自身の社会人MBAの経験も踏まえつつ、MBAを取得するメリット・デメリット、そしてどのようのキャリアに活かせるかを特にマーケターのキャリアの視点でまとめます。 ライター:タイスケ…
ランキング参加中高等教育 今年は専門実務書の共著を出します。編集していると執筆者の個性が強い場合、形式、文体、締め切り期限などすべてがバラバラで難しいです。 出版社の編集部が執筆要領を渡してくれているにもかかわらず、それに準拠していないこともあり、人というものは、自分の見えている世界しか見えないんだ、という当たり前のことをあらためて感じています。よほどバッサリと編集できる人でなければ、とりまとめ役にはならない方がいいと今さら思いました。それでも、勉強にはなるので、軽やかに楽しく進めていこうと思いますが。 また今年、もう一冊の共著である一般書も出版いたします。昨年は単著2冊で、今年は共著2冊とい…
ランキング参加中社会 昨年からスタートした、社会人大学院の研究会(コミュニティ)ですが、予想外にも地方国公立大学の教員の方も現時点で2名参加いただくことになりました。メンバーは、リンクの窓口以外からの参加者も含めて30名を超えています。当初、民間企業に勤務し、自分のキャリアを考えて社会人大学院を検討する人たちを想定していましたが、どうもそれだけではないようです。 働きながら社会人大学院で学ぶ研究会 CAMPFIREコミュニティ これはやってみなければわからないことでしたが、実は教育を受ける側に限らず、提供する側にもかなりの課題を抱えて悩んでいる方がいるということになります。 私自身は、特に課題…
先日「働きながら社会人大学院で学ぶ」研究会のオンライン会議をしました。思いつきでつくったコミュニティなのですが、8名の方が会議に参加してくだり、2024年に共著を出版する可能性が出てきました。参加者のバックグラウンドは、北は北海道から、南は九州まで多彩になっています。 この企画は、実は事前に周到な準備などしていません。走りながら考えて展開していった結果、出版企画や執筆要領も下記のとおり完成しました。不思議ですが、いろいろな人と対話しているうちにここまで来ました。ご興味のある方、共著者になっていただけそうな方を募集していますので、ぜひご検討ください。 【出版企画】 仮題『社会人大学院で学ぶ』共著…
今年春(2023年3月)にようやく博士号を授与されました。名称は「博士(知識科学)」です。博士論文はこちら。 狭義の研究分野としては「サービス・マーケティング」です。広義だとマーケティングとか消費者行動とかになるんだと思います。 早くブログに学位取得の報告を書けばよかったですが、あまりに疲弊したのと大学院修了後は趣味である写真撮影の技術向上に没頭していたのとresearchmapを更新できたので遅くなりました。 私の博士後期課程の研究活動について スタートは2016年4月です。在籍していたのはJAIST(東京)の博士後期課程。過去のブログを読んでもらえればわかりますが、2012~2015年は同…
ランキング参加中高等教育 向後千春「社会人の学び直し - オンライン教育の実態と課題」日本労働研究雑誌721号(2020年)を読む機会がありました。本論文によると、大学院における社会人の数は2000年から2008年まで増加しましたが、それ以降は増加していないということでした。論文 社会人の学び直し──オンライン教育の実態と課題|日本労働研究雑誌 2020年8月号(No.721) (jil.go.jp) 2000年に増加に転じたのは、大学院重点化という文部科学省の施策のおかげだと思います。定員を増加し、教員も大学の学部教育から大学院教育にシフトしていったのでしょう。このころから「○○大学教授」で…
丸い月を帰り道に見ると、きれいだなあと感じます。上弦の月も同様です。しかし、同じ月であっても、左側が光る下弦の月はそう思えるところが少ないのです。月は月でも、サブキャラ、地下アイドル的なステイタスです。私の中ではいまのところメインになりません。 これは決して、下弦の月をディスるのではありません。私に対して、サブキャラ、地下アイドル的なステイタスであると感じさせる要因があるということにすぎないということです。だから、今後その要因を取り去る、上書きする要因が来たらメインキャラになり得る可能性が十分あるということです。丸や上弦の月にきれいと感じなくなるような、逆もあるかもしれません。 そんな、要因を…
推し活は、老若男女が芸能事務所のタレントを追いかけることだと思っていました。 追っかけというやつです。 以前、地方で限定品を購入するために列に並びました。その列には3人の女性グループがいました。会話で聞こえてきたのは、イベントで推しタレを観てきたというものでした。 聞こえてきた話から、そのイベントは、翌年の国営放送国民的ドラマの前イベント的な取り扱いをされていて、ネットなどで取り上げられていたので、芸能ネタに疎い私でも、あれか、とすぐにピンときました。 練り歩くイベントでは、沿道のたくさんの人で、小さくしか観えないだろうに、それでも、遠路はるばる観るために移動させてしまうタレントの影響力の凄さ…
ランキング参加中高等教育 橘木俊詔氏の『日本の教育格差』(岩波新書、2010年)のレビューがPDFで読めたので参考まで(私は読んだことがない本です)。 br1008.pdf (rochokyo.gr.jp) 橘木氏は、日本の教育格差の拡大について警鐘を鳴らしている方です。兵庫県出身にもかかわらず、小樽商科大学に行かれて、その後、アメリカの大学でPh.D.を取られ研究者になられた珍しい方です。私は札幌出身なので小樽商科大学を知っていますが、官立の高等商業学校で、昔は全国から学生を集めた、今は意外と知られていない名門校です。高校生の時はビジネスマンになるつもりはなかった私は、まったく進学を考えもし…
この著者は、10年前から自分の経験や研究から独自の「英語速読」のセミナーを立ち上げていて、私もこの「英語速読」講座をちょっとだけ体験してみたことがあります。私の場合、英語はもちろん日本語の本を読むのもゆっくりな方で、以前はたくさん本を読む人間ではなかったんだけど、社会人大学院に通ったときにドSの教授が毎週膨大な課題を出すのに食いついていったおかげで、気が付いたら本を読むのが早くなっていました。だから、それが英文でも可能だということが感覚的に理解できます。 英語速読セミナー、始まる前と終わったあとで、実際、早く読めるようになったんですよ。ちょっとびっくりした。でも、体験しただけで続けなかったので…
(この記事から文体を変えることにしました。) 実務家でも大学教授になるなら学位が必要、それなら社会人大学院へ(私の経験談) 既に述べたように、実務家教員でも採用されるためには(本音のところでは)学位が必要である。もしなければ取らなければならない。今は社会人が通って学位が取れる大学院がたくさんある。入試科目も社会人向きにレポートと面接しかない(語学や専門科目の筆記試験がない)とか、授業は平日の夜と土曜日に開講されるとか、様々な配慮がされている。仕事をしながら学位を取ることができる。私は51歳で社会人大学院に入学し、仕事をしながら53歳で修士の学位を取った。その実体験をお伝えしたい。 なぜ大学院に…
日大アメフト部不祥事から知る大学組織における教員と職員の違い 大学教員になる前提としての大学組織についての知識 ここまでのブログでは普通のサラリーマンが大学教授になるために 学位を取ること 自分たちは実務家教員と呼ばれること 大学教員になるために今がチャンスであること を書いてきました。ここまでは「どうしたらなれるのか」の前の前提となる知識です。 前提の最後として、皆さんに大学における職員と教員の違いを理解してもらうために、昨年フェイスブックに書いた日大アメフト部の不祥事の日大側の記者会見についての解説記事を転載します。皆さんが目指すのは教員であって職員ではありません。あらかじめその違いを良く…
こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 今回の読書レビューは、中野雅至さんの『ニートだった私がキャリア官僚から大学教授になった人生戦略』です。 僕は中野さんの著書をすでに何冊か読みました。 なぜかというと、中野さんは元官僚という「一般事務職のプロ」から、「大学教授」への転職に成功された人。 「オッサン逆転プロジェクト」を始動したときに、「一般事務職から大学教員になれないかな?」と思いついて調べたら、中野さんがヒットしました。 かつては鷲田小彌太さんが「大学教授になる方法」というのを書かれていて、それがヒットしたようです。 最近ではこの中野さんが、官僚から大学教授への転職という…
医師のための投資戦略を改めて、まとめてみました。 本記事の内容は以下のYou Tubeチャネルから影響を受けています。 www.youtube.com ○前提 基本的には臨床医も勤務医であれば、労働者です。もちろん、専門職なので、明らかに給与は高めですが、それでも労働者であることに変わりありません。 そこが前提として考える必要があります。 www.youtube.com ①自己投資 医師にとって最も重要な投資は自己投資です。 つまり、医師としてのスキルを上げるための投資は、特に若いときにはケチらないほうがよいということです。 具体的には医学書は必須です。 初期研修医のときには救急、病棟管理、感…
はじめに 私自身の事例 日々の学習・研究時間の確保 育児との折り合い パートナーや家族のサポートの重要性 日々の学習や研究の効率化 効率的な勉強法や研究の進め方の文献 社会人の特権のツールへの投資 ストレス管理と心の健康 タイミーという最適な環境 育児への支援制度 自己研鑽への支援制度 DSグループでの働き方 まとめ はじめに こんにちは、株式会社タイミーのデータエンジニアリング部データサイエンス(DS)グループ所属の貝出です。 私は現在タイミーで働きながら、育児しつつ、社会人大学院(修士)に通っています。今回のブログでは、仕事・育児・社会人大学院をどう調整して進めていくかについて書いていきた…
サードプレイスとは サードプレイスの基本的な定義 ファーストプレイス・セカンドプレイスとの関係 第1の場所・ファーストプレイス=「家庭」 第2の場所・セカンドプレイス=「労働環境」(「職場」「学校」などの生活の糧を得る場所) サードプレイスが注目された背景 アメリカにおけるサードプレイス 日本におけるサードプレイス サードプレイスの特徴と種類 サードプレイスの特徴 日本におけるサードプレイスの種類 マイプレイス型 交流型(社会的交流型/社交交流型) 交流型(目的交流型) 義務的共同体型 サードプレイスの社会的重要性 新たなコミュニティの獲得 ウェルビーイングへの貢献 サードプレイスの活用 サー…
2023年はずっと修士論文に取り組んでいました。 ついに提出できたので、ここに「社会人大学院2年目の冬」の記録を書いておきます。 ※「社会人大学院1年目の冬」の記録は下記です www.shiratamaotama.com 社会人大学院2年目の一年間 年明けに研究計画書を作成・提出して倫理審査委員会の承認を得て、 春~夏にかけて研究計画に沿ってデータを集めて、 秋~冬にかけてデータを分析して、分析に基づいて論文を執筆して、 先日、やっと修士論文を提出することができました。 私の指導教官は非常に優しく厳しい人だったのですが、「こちらから聞かなければ何も教えてくれない」、逆に言えば「こちらからお願い…
A講師:大学院受験に関心があってもなかなか行動に踏み出せないでいる社会人に何かアドバイスをお願いします。 You様:昨今は社会人大学院への関心が高まっているように思います。そう感じながらも、私自身も踏み出せずにいた時期もありました。相談会などに出向いた事で受験への道が開かれました。そして学ぶことの楽しさを改めて感じましたので、どうぞ走りだして明日を迎えに行かれみてはとお勧めしたいです。「You、やっちゃいなよ!」という精神は大事だと思います。
今回、クラウドファンディングを初めて試み、いろいろな学びがあったのでまとめてみます。 1.究極的な直接金融 まず、クラウドファンディングは「究極の直接金融」であり、大きく分けて、寄付型、購入型、投資型という分類があります(三菱UFJ信託銀行「クラウドファンディングとその特性」資産運用情報2015年9月号)。私が実施したプロジェクトは本の購入型ですが、購入型と寄付型のハイブリット型といっていいかもしれません。なぜなら、出資者が本を購入した、あるいは情報を買ったといっても、3万円や10万円を出資した出資者にとっては、その値段や価値以上の出資をしていることになるからです。実質、寄付と思っていただいた…