台風の後、庭で小鳥が死んでいた。 田舎暮らしなので、たまに見る光景だ。 野生の生き物は台風を生き抜く知恵とチカラを持っている。 けれども、避けようのないハプニングもあるだろうし もともと体が弱っていたところに強風が襲ってきたのかもしれない。 うちの庭で最期の時を迎えたのだろうか。 あるいは、草むらで息絶えていた小鳥を猫やカラスが運んできたのかもしれない。 いずれにしても、庭で死んでいるのをこの目で見てしまったので 小鳥を埋葬した。 お墓をつくって花を飾った。 小さな子供の頃は「死」はとても恐ろしいものだった。 けれども15歳の時に母が亡くなった後は 「死んだら全てが消え去る」とは思いたくないか…