「こんにちわ」「こんにちわ」「先日の、キリスト者は神さまの前に正しい者であるというお話し、聞かせてもらえませんか。私はどう考えても、すぐには受け入れられないんです」。「分かるわ。ではこれはどう。あなたは神さまの目に価高く貴(とうと)い存在だというのは。神さまはあなたのことを宝のように大切だと言われるの。どうかしら」。「これは本当ならすばらしいわね。でも私は平凡で取り柄もないし、価高く貴い存在と言われてもすぐには受け入れることはできないわ」。「そうね。でも私は、神さまが私のことを価高く貴い存在と見てくださると信じているの。それは私の中に何かすばらしいものがあるからではないわ。私たち人間は、人間で…