前話の、死体を縫い合わせて瞳のような絵図を創る殺人鬼を巡る捜査の続きとなる本編。モーリス・ベジャールがベートヴェンの交響曲第9番に振り付けた名作上演のドキュメンタリー『ダンシング・ベートーヴェン』冒頭に出てくるカタリ派の教義「世界には善と悪 2つの創造主がいる。神と悪魔だ。そして現世は悪に支配された悪魔の王国である」が、不思議と思い起こされる内容でした。