神室山

（本頁は「・・・9月24日、初めての神室山（２）」の続きである。）「窓くぐり」をくぐると 一気に向こうの景色が展開する。 右のピークが神室山山頂。ここまで来てやっと見えた。山頂よりも左側の急斜面の方が凄いなとも思った。雪のある時期の姿を見たい。下には役内沢の源流。 少し登って稜線の上から、御田の神や三角石山方面を振り返る。 稜線で見た残り花。タテヤマウツボグサ （右上）オヤマボクチエゾシオガマ 前神室山 役内沢の源流部を見下ろす。 分岐点まで来ると、神室山山頂はもうすぐだ。人影も見えたし、右下に避難小屋も見えた。 東側を望む。北東側、左手前は窓くぐりの東、1286mピーク。奥は高松岳。その左、…

（本頁は「・・・初めての神室山（１）」の続きである。）このルートでは西ノ又川を三度渡るが、三度目は吊橋ではなく、渡渉だ。突き出た石を飛んで対岸に渡るが、足を滑らせて転倒してしまった。さいわい自身に怪我はなく、水濡れもたいしたことはなかったが、渡渉を甘く見てはいけないことを痛感した。渡渉後、胸突八丁から見た前神室山 渡渉して、ちょこっと登ったら不動明王に到着した。ここで渡渉の無事を報告。 （右上）ツルシキミの実その後、胸突八丁の登りが始まる。 この登りはいったいいつ終わるのかと毒づきたくなるほど執拗だった。やがて右を向いたら樹間に前神室山の姿が見えた。 しかしこの後も坂道は続いた。 やがて樹林帯…

会社リタイアが近くなって、私は約20年ぶりに登山を再開している。神室山は登山再開にあたって目標としたお山のひとつ、本来ならばキヌガサソウが咲く6月に行くつもりでいた。諸事情あって遅れに遅れたが、9月24日に初めてその頂きを踏むことが出来た。にしても (´π`;)ハードな山だった。秋の宮から西ノ又コースを登り、パノラマコースで下りたが、写真撮影を500枚程度に抑えたにもかかわらず、登りに四時間半、下りに三時間半もかかってしまった。実に歯ごたえのある山だった（私が登った秋田県の山としては最難関だった）。この日は秋の宮で夜明けを迎えた。神室山方面はしっかり晴れていた。朝5時頃、湯沢市秋の宮から望む。…

（本頁は「2018年6月3日、虎毛山３」の続きである。）山頂の避難小屋が見えて来たが、実はここから先がなかなか進まなかった。1234m分岐点から山頂までの標高差は200mで、私の手持ち地図でのコースタイムは45分となっていたが、今日のワタシはその倍、一時間半を要した。何故そうなったのか。理由は次のような絶景の出現と突然訪れたスタミナ切れ。結局、山頂まで４時間半もかかってしまった。まずは西側の山岳展望。これは絶景だ。虎毛山山頂付近から眺めた神室山（＋前神室山）、そして鳥海山。鳥海山をアップで。神室連峰北部。神室山と前神室山再度、神室山をアップで。小又山。左に大尺山と火打岳。神室連峰南部と月山。虎…

いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。私、冬場（12～2月）は山歩きを休止しております。そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集（リメイク）の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。引き続きよろしくお願いいたします。 6月3日、秋田県南、最奥の地に有る虎毛山に行ってみた。何故、この日に行ったのか。一番の理由はfb友人Ｗ氏の五月下旬のfb投稿記事だった。虎毛山に登ると、隣にある神室連峰や遠く鳥海山の眺めが実に素晴らしい、絶景なのだ。(´π`;)ワタシも早速、観に行きたいと思ったが、何しろマイナーな山なので平日単…

いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。私、冬場（12～2月）は山歩きを休止しております。そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集（リメイク）の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。引き続きよろしくお願いいたします。 昨年、紅葉時に高松岳と山伏岳に登り、この二山からの眺めはただものじゃないと感じた。（リメイク山歩記／2016年10月22日、錦秋のびょうぶ岳（１）～を参照されたし）今回は、残雪のある季節に山伏岳にアタックしてみた。この時期ならば隣の神室連峰も一段と神々しい姿に見えるのではないかと勝手に推測したが…

（本頁は「2024年の鳥海山以外の山々（２）」の続きである。）このシリーズ、北の方から始めて、岩手宮城との県境にある栗駒山まで南下してきたが、そのあとは方角を西に転じて、栗駒山の西側の山と山形県に移行しようと思う。山の名は泥湯三山、虎毛山、神室連峰、甑山、月山。月山以外はあまり知られていない山ばかりなので、一応、マップから始める。【参考マップ】【2024年の泥湯三山と虎毛山】泥湯三山を知ってる人はそう多くないだろう。栗駒山の西側、雄物川の源流部に聳える小安岳（1301m）、高松岳（1348m）、山伏岳（1315m）の三山（一応、火山）を指すが、そう呼ぶようになったのはここ十年くらいだと思う。2…