神武東征「カンタケのヤマトウチ」29アヤでは、「烏と鴫と鵜」が登場します。「ヤタノカラス」と「兄シギ」「弟シギ」と「黄金ウノトリ」です。 記紀神話とホツマ伝では、異伝を伝えるので注意が必要です。 1.記紀では「ウノトリ」は登場せず、瑞兆となるのは鵄(トビ)=金鵄(キンシ/金色のトビ)です。 2.ホツマではカンタケの弓に舞い降りて神威を放つのは「黄金ウノトリ」ですが、書紀では、カンタケ(神武)のもとに「ヤタノカラス」が舞い降ります。古事記では金鵄は登場せず、八咫烏との混同があります。 3.ホツマ伝では、「ヤタノカラス」は鳥ではなく人物であり、山中の道案内と敵側への潜入工作を行います。 4.シキは…