『人形〈ポーランド文学古典叢書第7巻〉』ボレスワフ・プルフ 関口時正/訳 未知谷 2024.01.08読了 このどっしりとした佇まいよ…。ジャケットの高貴な衣装に身を包んだ女性が座る画も、凛とした厳かな風貌で物語の重厚さを予感させる。写真だけでは伝わらないだろうけど、この本はなんと一冊だけで1,230頁もあり、重たい鈍器本だ。これはさすがに持ち運びできないからと、年始の休暇にゆっくり読むことにした。結局正月休みだけでは読み終えられなかったけど。 ポーランド文学といえば、、とすぐに思い浮かぶ作家が出てこなくてググってみた。読んだことがあるのはスタニスワフ・レム『ソラリス』とオルガ・トカルチュク『…