人間はご飯を食べ過ぎると太ってしまう。 しかし、 太ると分かっていても食べるのは止められないものである。 ご飯の米(精白米)はその成分の約70~80%がデンプンである。 炊いてある温かいご飯のデンプンは、 口の中で唾液に含まれる消化酵素の働きで、 甘みのある「糖」に分解される。 温かいご飯が甘く感じるのは、 この糖によるもので、 糖は人間の「エネルギーの源」である。 このエネルギー源の糖をたくさん摂取できるように、 人の脳は甘みに対して最も快感を感じるようになったと考えられている。 ご飯を食べ過ぎると太ると知りながらも食べてしまうのは、 ご飯が「甘み」を感じる食べ物のためである。 舌で感じた甘…