現時点では終了している展覧会。丁度、自分の訪問日が最終日。 ”東北芸術工科大学日本画コース卒業生二人展”とも書かれており、その二名は『神谷恵×古田和子』。 『神谷恵』の作品は日時の何気ない景色が広大な宇宙へと連環する表現。 有限が無辺へと違和感無く繋がる描写が面白い。 若干、『ルネ・マグリット』を思わせる空気はあるものの、非常な設定ではないのが好ましい。
「伝承と革新、唯一無二の次世代作品」とのサブタイトルが冠され計七名の作品が並ぶ。 基本、展示を兼ねた即売会も自分の訪問時点で赤丸シールが付いているのは廉価の小品二点ほど。 それでも『坂本藍子』のざらっとした黒色の表現、『堤康将』の宇宙服を着た人物や生き物が存在する場面、『マグリット』宜しく小さな文物に広大な宇宙を封じ込めた『神谷恵』の作品は何れも初見ではないにもかかわらず、ぐっと目を惹き付ける魅力に満ちている。 会期は~1月6日(水)まで。