1999年改正以前の民法において、自分の財産を管理することや処分することを禁じられている人のこと。日本の場合、心神喪失が通常の状態である者を保護するために本人や配偶者、四親等以内の親族、後見人、保佐人または検察官の請求によって家庭裁判所が宣告する。禁治産を宣告された者は後見人が付く。 1999年の民法改正でこの名称は廃止され、「成年被後見人」に改められた。
NHKで放映されている、「寅に翼」(AM 8:00 - AM 8:15) ですけれど。 帝国憲法に基づかれ、法案化された、旧民法がですね。 妻は禁治産者であり、夫の所有物である となど、明記された、旧民法の影響が戦後80年経過して、猶も燻っているかどうかは不明ですけれど。 日本共産党の考えというのは、時代の先読みが更に次の一手を読みますので。 女性側の権利擁護だけではなく、LGBTQの人権問題、障碍者の人権問題、在日外国人の人権問題 など 政府がやらないことを日本共産党は提案なされているわけですけれど。 日本人は保守思想というよりですね。 石頭 の人が多いと想われます。 Σ( ̄ロ ̄lll)ガ…
夏の夜の空中庭園夢想する男のなかの熱病止まず 世界樹の断面ばかりかげがいもないものばかり奪われてゐて パーラーのいちじつ暮れるおれがまだ苺ミルク待ってゐるのに 労働を拒むおれたち 夏はいま禁治産者の五月祭かな 運命を買いためて来し男ありダービーの日は『優馬』を読みぬ ……しかし、それがほんとうだって証なく草刈り鎌の刃錆ゐる みなみどり夏のさかりの熱さえもいつわりなどとあえて云うなり この場所にぼくがゐるのだ 真夜中の一人称をゆらす水風呂 花あんず ゆうびらしさに解けてゆく卑語一覧のささやきのなか 孤悲というおもいちがいに囚われて身うごきできぬ夏の疚しさ 「神がまだゐない夜明けを歩きたい」二宮神…
最後に身上保護ですが、実際にはこの部分が後見制度には直結する部分といえます。明治時代の民法のもとでは、禁治産制度や準禁治産制度というものがあり、後見制度の前身ともいわれています。これは障害をもつ人々の財産を守るためという命題がありますが、どちらかというとその人の権利を認めず、財産自体を家のものとするという意向が強かったものです。 禁治産者がした日用品の購入といった者から遺産分割、相続放棄にいたるまで多くの契約に関するものは無効にすることができました。また選挙権も奪われていました。
18 “turn”は「(木などが)ろくろ(旋盤)にかかる」こと 【訳文】 ドクター・エイモス・ヴァーリーの場合はまったく違っていた。彼は、大きな古い庭に大きな古いオークの木が陰を落とす大きな古い家を持っていた。どっしりした骨組み構造で、ポーチの張り出し屋根に沿って凝った唐草模様が施され、白い手摺りには古めかしいグランドピアノの脚のように轆轤加工され縦溝が彫られた手摺子が並んでいた。ポーチの長椅子によぼよぼの老人が数人、毛布にくるまって座っていた。 入り口のドアは両開きで、ステンド・グラスのパネルが嵌っている。中のホールは広くて涼しく、寄木細工の床は磨き上げられ、敷物は一枚もなかった。アルタデナ…
以下の文章は過去別の場所で公開していていたものです。 これらレンタルサーバーの契約解除でネット上から一度消えてしまったのですが、ソースが残っているものについてここで再公開/保存をしようとのアップロードです。個人的記録という側面も大きいのですが、よろしかったらご覧ください。--- 黒石市の温湯温泉から青森市までは約30km、道が空いていれば30分で到着する距離だ。バイクはあっという間に青森市内に入る。まだ朝早く街は賑わっていない。市内を走り、レインボーブリッジを小型化したよう橋を渡る。橋を渡って少し走ると、船が見える。青函フェリーだ。 青函連絡船が廃止されても、3つもの会社が青森と函館の間に1日…
第15回女流文学賞受賞作 萩原葉子『蕁麻の家』(講談社文芸文庫、1997年)を読みました。本作は萩原の自伝的長篇小説で、『閉ざされた庭』『輪廻の暦』を含む三部作の第一作です。「新潮」1976年7月号に一挙掲載され、萩原は本作で第15回女流文学賞(1976年)を受賞しました。 祖母からのひどいいじめ 本作は、萩原自身の小学校から21歳あたりまでの経験を元に書かれた私小説で、全三章の構成になっていますが、内容は壮絶です。 詩人である内藤洋之介の長女・嫩(ふたば)は、洋之介が建てた世田谷区の家に、祖母の勝、叔母の麗子、妹の朋子と共に引っ越してきます。母親は、嫩が8歳の時に洋之介と離婚し、以後、嫩と妹…
「生きものの記録」を見てみました。おもしろかったです。鋳物工場の経営者・中島は、あるときから原水爆に異様な関心を示すようになり、全財産を処分して家族全員でブラジルへの移住を考えます。・最初は歯科医の原田のシーンから始まります。 歯科医の原田は、家庭裁判所の調停委員をしています。 この原田が主人公かな、と思ったら違いました。・裁判所で怒鳴り散らしている老人、中島喜一が主人公です。 この中島は、あるときから原水爆に異様な関心を示すようになり、 全財産を処分して家族全員でブラジルへの移住を考えます。・移住に反対する中島の家族は、裁判所に彼を準禁治産者とする申請を申し立てます。 やがて申請は承認され、…
* 青すだれゆれる窓さえ悲しげな男のなかのつよき妄執 夜釣りするひとかげやさし岸壁に魚〈いろくず〉たちの眼は光りたり 金魚一回転するまでのあいだにぼくのすべてを識ってください 基礎工事終わりつつあり炎天のコンパネならぶ地上を嘗める 蟹游ぶわれらがときよきらめきのなかに失う万葉の歌 でなければ帰れと告げるおれがゐる 廚に眠る夜の夏葱 膝を折る死者のごとくに祈りゐる仮面の女ひとり現る 異教徒にシャリフを求む群れたちの渾渾としたおもづら あじさいの肉は寂しい 駅舎へと至る坂道われは上らず 『山椒魚』再読するに出口なき情況でさえ間が抜けており 夏の夜の空中庭園夢想する男のなかの熱病止まず 火祭りの輪を…
これはおもしろい!! 日本にもルース・ベイダー・ギンズバーグがいたんだ。 「虎に翼」NHK朝ドラ2024年前期 脚本/吉田恵里香 出演/伊藤沙莉 石田ゆり子 岡部たかし 土居志央梨 桜井ユキ 平岩 紙 ハ・ヨンス 仲野太賀 松山ケンイチ 小林 薫 他 語り/尾野真千子 いやぁ〜おもしろい! どんなもんかな、と第1話を観た。もう途端に面白かった。 前の作品「ブギウギ」が面白くなかったので(ごめんなさい)、よけいに心が踊る。「らんまん」も最初から面白かったが、「虎に翼」はそれ以上かもしれない。もちろん単純には較べられない。「らんまん」の主人公は男性の研究者。「虎に翼」の主人公は女性弁護士(判事)。…
本題に行く前に、お知らせ。 本日発売の「Jミステリー2024 SPRING」(光文社文庫)に、作品を寄稿しています! www.amazon.co.jp タイトルは「インクリボン」。 特殊詐欺シリーズの3話目です。 そして、デビュー作「孤虫症」の重版見本が届きました。 おかげさまで、13刷となります。 単行本から19年、文庫化されてから16年。 ありがたいことですm(_ _)m さて。 この4月からはじまった朝ドラ「虎に翼」。 いたようでいなかった、新感覚のヒロイン爆誕! 伊藤沙莉さん、「ひよっこ」の「米子(さおり)」役が衝撃的でした。 なんなら、ヒロインよりも印象深かった……。 どう考えても憎…
「虎に翼」の1週目、おもしろすぎた。おもしろすぎて、胸を掴まれすぎて、心を揺さぶられすぎて、もう毎日「あなた方が血まみれで命懸けで切り開いてくれた未来でこんなに怠惰に生きていてすみません」と畳に頭を擦り付けたくなっている。これは絶対私だけじゃないと思う。第1話の冒頭、寅子は日本国憲法を読んで泣いていた。私も昔、この2冊を一緒に読んで、震えるほど感動したことがあるので、少しは気持ちがわかるつもりだ。でも、あんなにも明確に差別されていた時代の寅子がはじめてあの条文に触れた感動とは比べ物にならないだろう。あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 2)童話屋Amazon日本国憲法 (小さな学問の書 1…
ポストセブンが報道したが 札幌の殺人犯の女 殺人を犯し首まで取り 飾るとかしていた異常な人間だ。 よく 人間の皮を被っただけというがそれは違う 人間の中には、こうした異常な人間がいる 私は医療の素人だからわからないが 要は 頭のおかしい人間 精神異常者 法曹界では昔 禁治産者と言っていた こうした人間が人を殺しても入院で済んでしまう 罰は受けない日本の制度があります。 他のアジアにはないでしょう。
『歌枕』 中里 恒子著 岡武さんがブログで取り上げていた本。どんな文脈での紹介だったかは忘れた。 古風な文体と筋書である。初めての言葉がでてきた。肉池とは前後から予想ができたが、黄白とはいったいなんだろう。お金のことを言うそうで、初耳である。麦藁手の本歌というのもあった。麦藁手も本歌もわかるが、麦藁手の本歌となるとわからぬ。本物ということかと勝手に想像する。 骨董に入れ込みすぎて禁治産者となり、本宅から放逐された老年の男と、彼を慕って付いてきた三十も歳の離れた女の話だ。七年という歳月を世間から離れてひっそりと暮らした二人だが、ある日突然出先で男は倒れ、そのまま死んでしまった。当然だが、女は別れ…
日本は法的には禁治産者 医療的には精神異常者を過剰に庇う国 つまり脳が狂ってる方がどんな残酷な事をしても 何のお咎めがないわけですと日赤ナースが言ったし 編集者彼女も同じ事を言った。 他の動物は残酷な事を人間にしたら殺処分されるから。