ただ、題名に惹かれて手に取った。 禅に傾倒(というかライフワーク)、さらにはゴルフ好き。これが二つが重なっているとなると、読まない手はない。 というわけで、わざわざ新刊を買ってまで読んだ。本の帯には、ビジェイ・シン、レッド・ベター、等々懐かしい人たちの推薦文が並んでいる。 なるほど、いかにも禅に興味が惹かれそうな面々(特にビジェイ・シン)である。 しかし、日頃から道元の「正法眼蔵」を愛読し、「鈴木大拙全集」読み返している自分としては、この本を読み終えた感想としては、たしかに禅とは謳われていても、どこか禅というよりも、老子や荘子の話に近く感じた。 いっとき、外国では、「禅」と名がつけば、こうした…