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福岡伸一

(サイエンス)
ふくおかしんいち

福岡伸一は、1959年東京生まれの生物学者である。京都大学卒。ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授。専攻は分子生物学。
著書に『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞科学出版賞受賞)、『できそこないの男たち』(光文社新書)などがある。2006年、第一回科学ジャーナリスト賞受賞。

人物・評価

「できそこないの男たち」などにおいて、女性の優位性を強調する男性差別主義者でもある。性ホルモンが免疫系を傷つけて男性の短命を運命づけるなどとしているが、戦争、徴兵、危険な肉体労働、受験戦争、過労死を伴う長時間過密労働などが男性に強いられ、その種の男性差別が歴史的に蓄積されてきた結果、男性の寿命が短命化した可能性については言及していない。因みに、最近のイギリスの研究では男女の寿命が逆転する可能性が示唆されている。

最近の若い男性は軟弱だと凄惨なまでにマンバッシングが吹き荒れ、アッシー、メッシー、ベンリー、濡れ落ち葉などと、男性を物や道具に喩えた侮蔑用語が溢れたバブル時代同様、「できそこない」などと男性をなじることが、青少年教育に与える悪影響にも無頓着だ。作家藤堂志津子はかつて、「これほど男性はダメだ、と言っていれば、どんなしっかりした男性でも『やはり自分はダメなのか』と自信を失くしてしまうだろう。それが青少年教育の怖さである」と新聞コラムで述べ、男性差別が青少年の教育に与える危険性について言及している。それと同じように福岡の言説は成長途上の青少年の脳を傷つけ、後世に禍根を残すことになりかねない危うさがある。

生物学を小説のスタイルで紹介するという姿勢には、科学的な信憑性が疑われるばかりか、科学者としての姿勢が安易だとの批判もある。

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