[英] Fukushima Transportation, Inc. (略称:FTI)
福島交通株式会社は、福島県中通リを主な営業エリアとした地方鉄道・乗合バス・貸切バスを主要事業とする法人。
1986年7月9日設立。
鉄道事業は、現在「飯坂線」が残るのみだが、かつては福島駅を基点に、梁川、伊達方面にも路線網を広げていた。車両は元東急の7000系ステンレス車両を使用しているが、それ以前は元東急5000系、自社オリジナル車(栗原電鉄に一部が転じる)が使用されていた。
「東北の政商」と呼ばれた小針暦二が実権を握っていたことで知られ、1986年には使途不明金の発覚により、行政当局指導の下「新福島交通」として別法人を設立し、バス・鉄道事業を移管、社名を「福島交通」に復し今に至る。不動産事業の廃止、バス事業の低迷により、2008年4月11日、東京地裁に会社更生手続開始を申し立て、事実上倒産した。
これをうけ、経営共創基盤がスポンサーとなり、2009年1月31日に会社更生計画の認可を決定、2009年5月31日に更生手続きが完了した。
その後、経営共創基盤が出資するみちのりホールディングスの傘下に入り経営の立て直しを図ることとなった。
株式会社みちのりホールディングス 100.0%