この時期、妙心寺の東林院の沙羅双樹は有名ですね。でも、有名寺ではない、誰一人いない桂の禅寺福成寺の沙羅双樹を見てきました。一面の苔庭に花を散り敷いて風情があります。薄曇りの今日、苔もとてもきれいです。 沙羅双樹とは、聞いたことはありますよね。平家物語の冒頭の文に「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色・・・」と学校でも習いましたね。ひょっとして今は習わないのかしら。。。どんな栄耀栄華も長くは続かず、やがて滅びてしまい、風に飛ぶ塵のように飛ばされて無くなってしまうというような意味のようです。深いですね。 御釈迦さんが二本の沙羅の木の下で死を迎え臥せっていた時、亡くなられると沙羅の…