大黒天が担いでいる大きな布袋が由来とされる。
複数の商品を、中身が見えない袋に詰め合わせて販売するのが基本スタイル。商品の総額が、福袋の販売価格を大きく上回るのが通例。その差額が販売のアピールポイントとなる。「中身が見えない」×「お得」のギャンブル要素が買い手の購買意欲を刺激する。「お得」感の強い、人気の福袋は、販売前の事前予約や、販売日当日の整理券の獲得が必要になることも。中身を確認しようと、陳列された福袋を開封するのはタブーである。
近年は、買い手の心情を考慮して、予め中身を表記したものや、透明な袋に入れて中身を可視化したものが生まれた。
デパートなどの大規模店舗で販売される設定金額の高い福袋のこと。中身は、家電製品・ジュエリー・高級衣料品・車・旅行など。通常の福袋とは異なり、中身が明確である。「福袋」の名前を借りたパッケージ販売。また、販売価格が数百万〜数億円の「超高額福袋」は販売というより宣伝目的で企画される。
日本の商慣に習い、近年は"lucky bag (ラッキーバッグ)"や"mystery bag (ミステリーバッグ)"としてアジアやアメリカでも販売されるようになった。