折に触れて、オススメ本として紹介する人がいたので、このサム・ウォルトンの『私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ』を読んでみた。 あの、小売最大手企業ウォルマートがいかにできたのか、そしてあのサム・ウォルトンがどんな人物だったのか、そんなことが詳しく分かる本人による自伝だ。成功者が自慢を意図して出したものではなく、本当は外に出したくなかったけれども死期が近づいてしぶしぶ公表したものだとのこと。 私が一番参考になったのは、”store comparison”という作業について。 これは文字通り、競合の儲かっている売り場を視察するなどして自店と比較し、研究するという作業だとのことだが、ウォルマー…