先日、歌謡曲とロックの垣根を軽く飛び越えて、70年代~80年代にヒット曲を連発した・・・歌謡ロックの女番長 アン・ルイスを取り上げましたが、 今回は、アングラからメジャーの垣根を飛び越えて、日本のガールズロックの礎を築いた・・・'70ロックの女番長 カルメン・マキを研究いたします。 ●カルメン・マキ(1951年5月18日~)神奈川県鎌倉市出身。父はアメリカ人、母は日本人。1968年、寺山修司の劇団「天井桟敷」を観て衝撃を受け入団。すぐレコード会社の目に留まり、1969年「時には母のない子のように」(作詞:寺山修司)でデビュー。そのブルージーな声。背負ってきた祖先や血まで想像させる、もの悲しさ。…