秋篠宮悠仁親王殿下が筆頭著者になった論文が発表されたというニュースがあって、ちょっとびっくりしてしまった。悠仁親王殿下はまだ高校生でいらっしゃるので、学術論文で筆頭著者になるような研究実態があるのだろうかというのは当然の疑問である。 それで調べてみると、秋篠宮悠仁、飯島健、清拓哉「赤坂御用地のトンボ相」(国立科学博物館研究報告 A類(動物学). 49, 129–153 (2023))というのが問題の論文のようだ。「国立科学博物館研究報告 」は著者の少なくとも1名が国立科学博物館の職員であることが要求されるので、雑誌というよりも科学博物館の紀要のようだが、それにしても査読ありの論文である。責任著…