日本を代表する電気街を有する街。通称「アキバ*1」。国鉄(日本国有鉄道を経て現・東日本旅客鉄道、通称・JR東日本)が駅名を間違ってつけたため『アキハバラ』と呼ばれるかの地であるが、江戸時代この辺りは火事が多く、1869年、明治天皇は宮城内紅葉山(現・皇居)より鎮火三神を奉遷し、火避けに原っぱを作り火伏せの神である秋葉大権現(秋葉権現)を祀った*2(秋葉神社:現在は台東区松が谷三丁目に移転)。それでアキバの原、アキバハラと言った。
終戦当初から専門電子機器の販売店が多数存在し、それらの販売店は各種専門性の高い販売店へ遷移しながら街の光景を変えてゆく。
実際様々なものがまざりあっており、一言で括ることのできない深みのある街である。
この街でしか見られない特有の文化がある。
電子部品小売店舗が減少し、PCパーツ小売店舗は横這いもしくは減少傾向にある。
ここ90年代後半は同人誌*3などの販売店が増加したが、いまは横這いである。
地名としては台東区だが、秋葉原駅と電気街のほとんどは千代田区にある。(千代田区外神田)
また店によっては御茶ノ水駅からのほうが近い店もある。
ここに遊びに来る人をアキバ系と呼ばれることが多い。
2005年8月24日につくばエクスプレスが開業し、ターミナル駅としての要素が加わった。
また、秋葉原クロスフィールドやヨドバシカメラマルチメディアAkibaに代表される、秋葉原駅周辺の再開発事業も進んでおり、今後更なる発展が見込まれる街と言えるだろう。
秋葉原 あきはばら,通称『あきば』
日本のコンピューターの聖地にして日本最大の電気街,またはその地域。日本最初のマイコンショップもここに誕生した。 10ブロックほどに電気製品の小売店が密集し,世界最大の電気街として知られ,世界中から人々が集まってくる。店の規模は,巨大店舗から猫の額ほどの極小店舗までさまざま。電気で動くものはすべてこの街で売られ,秋葉原電気街の年間売上高は公称40兆円以上。最近は違う側面が出てきた。
秋葉原は約10ブロック四方の区域を指す。江戸時代はここに下級武士が住み,けんかや火事が絶えなかった。 1869年の壊滅的な大火災の後,火除けの神「秋葉大権現」を奉る神社が建立された。この神社に由来して界隈が秋葉原*4と呼ばれるようになり,後に「あきはばら」という読み方が定着した。第2次世界大戦後,近隣に電機工業専門学校(現在:東京電機大学)があったことから,ラジオ部品の闇市となった。アメリカの占領軍総司令部(GHQ)は違法な商売を定期的に取り締まったが,店主たちは近くの高架下のごみごみした小路に移動しただけであった。