《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 8090系はもともと東横線に、8000系の改良型となる日本初の軽量ステンレス車として1980年に登場しました。航空機の設計手法を応用し、車両重量を軽減することに成功し、ステンレス車=コルゲート板という常識から脱し、外板に直接ビートが入るものへと変わりました。 登場当初は東横線で活躍し、もっぱら急行列車専用として運用されていました。車体側面に赤色の帯が入るなど、従来のステンレス無塗装という東急電鉄の車両とは一線を画し、まさに東横線に新風を吹き込む存在だったといえます。 東横線の顔として登場以来、もっぱら急行列車で運用さ…