新春浅草歌舞伎二部を観劇。近年浅草には行けていなかったのだが、久々の浅草公会堂。街も大変な賑わいであったが、客席も大入り満員状態。流石は今をときめく人気若手花形が勢揃いしているだけの事はある。しかも今年で松也を始めとした七人の役者が浅草公演を卒業するとの事。来年以降のメンバーがどうなるのか若干心配ではあるが、それだけに各優気合いの入った芝居を見せてくれていた。 幕開きは浅草恒例、役者の挨拶による「お年玉」。筆者が観劇した日は浅草の座頭松也であった。「明けましておめでとうございます。尾上松也でござりまする」と歌舞伎調に挨拶した後に、「こんばんわ」とぐっとくだけるのはお約束。十年前に座頭を任された…