はじめに 文献で分かったこと 診断のために 参考文献 はじめに 近位種子骨は球節掌側に位置し、内と外に一つずつあり、近位には繫靱帯脚部、遠位には4つの種子骨靱帯が付着しています。 内と外の種子骨をつなぐ構造として、種子骨間靱帯があります。この靱帯と種子骨付着部に強い負荷や継続的な負荷がかかることで、非感染性の靱帯炎および種子骨軸側骨炎が発生すると考えられています。また、球節や指屈腱鞘に感染が起きた場合、これが種子骨や靱帯の炎症を続発することもあります。 文献で分かったこと 慢性的な球節を原因とする跛行のうち、X線検査で近位種子骨軸側に透過像を認めた症例について、回顧的調査が行われました。 この…