空を見上げたとき、白くもくもくと膨らむ雲を目にしたことは誰しもあるだろう。それが「積雲」である。英語では「cumulus」と呼ばれ、ラテン語の「積み重なる」という意味を持つ言葉に由来している。その名の通り、積雲は上へ上へと発達していく特徴を持ち、まるで綿菓子のような形状が印象的だ。積雲は主に晴れた日に発生しやすく、地面が太陽によって温められることで上昇気流が生まれ、その中の水蒸気が冷やされて雲となる。特に夏場には発達しやすく、大きく成長すると入道雲(積乱雲)へと変化することもある。 1.積雲が生まれる仕組み 積雲の形成には「対流」と呼ばれる現象が大きく関わっている。地表が温められると、その付近…