Paths of Glory
第一次大戦下。軍上層部による無謀な作戦の失敗により、フランス軍はドイツ軍に大敗する。見せしめにより、フランス軍内でくじびきで選出された兵士たちが軍法裁判に掛けられる。有罪となれば彼らは銃殺刑に処される。正義感のあるダックス大佐は、部下たちの命を救おうと奔走するが。
軍部批判が鮮烈なスタンリー・キューブリックの初期作品は、個性が出始めた作品でもある。塹壕内のタテ移動撮影、戦場での横移動撮影と、後の作品に頻繁に登場するカメラワークが大々的に取り入れられ、戦地の臨場感を出している。
フランス軍の醜聞を描いているために、長らくフランス国内では上映禁止だった。
ラストシーンで歌手として登場しているスザンヌ・クリスチャンは、後のキューブリック夫人。