竹中郁

(読書)
たけなかいく

(1904-1982)
1904年(明治37年)4月1日生まれ。兵庫県神戸市出身の詩人。関西学院卒。本名育三郎。詩誌『羅針』を福原清と創刊、自宅で海港詩人倶楽部の看板を掲げる。1928年(昭和3年)、渡欧。パリ滞在時、アルチュール・オネゲルにインスパイアされたシネ・ポエム「ラグビイ」を『詩と詩論』に発表して旋風を巻き起こす。帰国後、レスプリ・ヌーヴォーの記念碑的詩集『象牙海岸』(1932年)を発表。
戦後は、児童詩誌『きりん』を主宰するなど、詩人としての活動の場をさらに広めた。神戸で「詩人さん」と言えば、竹中郁のことである。また、中学時代からの親友で洋画家の小磯良平の作品「彼の休息」(1927年)や第一回「神戸みなとの祭り」(1933年)のポスターのモデルにもなっている。

「郁さんは、その名の示すとほりの我日本の新らしき、海港の詩人やな。これは一人よりないな。」「郁さんは神戸の紳士やからな。HE COMES FROM KOBEやからな。」(稲垣足穂「郁さんの事」)

・おもな著作

『竹中郁全詩集』(角川書店、1983)
『竹中郁詩集』(思潮社、1994)
『消えゆく幻燈』(編集工房ノア、1985)

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