前回(2月5日)の続きを書きます。 まず、「日本型」について、竹信三恵子教授が言っていることをわたしなりにまとめてみます。 すなわち、日本型とは、〈「ウチの会社」のやり方で、会社が裁量で「同一」を決められるようなこと、すなわち、「さまざまな要素を総合的に勘案し、自社にとって同一労働と評価される場合に、同じ賃金を払うこと〉、とわたしは捉えました。 だから、この制度は、今まで以上に非正規労働者がこき使われることが予想され、正規労働者も今後賃下げが待ち受けている、ということなのだと思います。 さて、ここで、ちょっと“商品世界の謎解き”をしてみようかと思います。 「謎解き」といってもたいしたことではあ…