今から40年くらい前の昔、その頃存在していた日本長期信用銀行という大手銀行の現役銀行マンの著書、『路地裏の経済学』という本が静かなベストセラーを続けていました。 現在(2021年)と違って、その頃の地域商店街は、市民生活にとって欠くことのできない存在でした。 『路地裏の経済学』は、地域商店街を構成している個人商店を材題にして、事業と生業の違いをわかり易く解説していたと記憶しています。 特定の技能・能力を持っている人がいて、はじめて経営が成り立つのが生業で、そういった特定の人がいなくても経営を維持・継続することができるのが事業だと、書いてあったのを記憶しています。 商店街を構成している、魚屋、八…