衣服などの上から二つ目のボタン。
中学生や高校生の女子が、好きな男子に、卒業式などで制服のそれをねだったりする。
学ランの場合はほとんどこれだが、ブレザーの場合だと校章やネクタイや名札の場合もある。
女子どうしで交換することもあれば、憧れの先輩の第二ボタンはすでになく、第一・第三ボタンなどで争奪戦になることもある。
では、何故第二ボタンなのだろう?それには、いくつかの説がある
(1)一番上だと襟が垂れてみっともないから。
・・・現実的な意見である。恋する乙女の気遣いといえよう。
(2)一番ハート(心臓)に近いから(三年間、心に寄り添っていたボタンだから)。
・・・彼のハートをゲットする、お守りにすると恋が叶うなどと言われている。
戦争に行く前、男が愛する女性に「好きだよ」という意味を込めて第二ボタンをあげた、とも言われている。
(3)一番よく触るボタンだから。
・・・ひっかけたりして、とれやすいボタンでもある。その人の学校の思い出が詰まっているのかもしれない。
(4)第一ボタンは友人、第二ボタンは恋人、第三ボタンは家族を表すから。
・・・あくまで「2番目」なところが不思議だ。
第二ボタンを贈るというのは、日本特有の文化だが、アメリカなどでもスクールリングを贈ったりすることもある。
やはり、好きな人のものは欲しい、という純情(?)な想いからきているのだろうか。