今回は、筋攣縮と筋短縮の生理的機序について説明したいと思います。 筋攣縮とは? ①筋攣縮(spasm)とは、筋が痙攣した状態。同時に血管のスパズムも伴っています。 筋攣縮とは、意識せずとも筋収縮が起こっている状態です。 常に筋収縮をしていることで、筋の内圧が上がり、症状が出現してしまうことということになります。 ここでいう症状とは、痛みとなります。 その痛み刺激が、 ②関節周囲組織に何らかの物理的、化学的刺激を受けることで、侵害受容器が反応し、その信号が脊髄に入ります。 このルートは2つあって、 ・脳へ伝達される経路 脊髄の後角でシナプスを介し、外側脊髄視床路を上行して視床でシナプスを介した後…