決して国土が広いとはいえない日本ですが、古くから音楽が身近な存在であったため、オリジナルかつ伝統的な楽器が数多くあります。それらを総称し「和楽器」と呼び、歌舞伎などの伝統芸能や地域のお祭りなどで活躍しています。しかし、残念ながら日常生活で見かけることはほとんどないといっていいでしょう。今回は大きく3つに分けられる和楽器について、環境スペースがご紹介します。 ■吹きもの(管楽器) 吹きものとはその名の通り、吹くことで音を奏でられる楽器です。トランペットやフルートなど、クラシックでいう管楽器にあたります。 ・尺八(しゃくはち)全体の長さが一尺八寸(約54.5cm)あったことからその名が付いた、竹製…