人間不在の平面五行と、人間が中心に来る立体五行と、この二つが重なって、暦が生まれ、それを元に人間の生活が秩序だって来て、科学や人間のための思想が生まれてきました。 算命学の占術部門も、この二つの五行の重ね合わせから生まれています。注目すべきは、これによって、人間独自の文化や現実が生まれてきたってことです。 人間が自然の一員として、自然と同じように内在する神とともに歩めた時代があったと仮定するなら、立体五行の世界(人間が中心に来る世界)から、人間は「自然」と距離ができる人生を歩み始めたといえると思います。 五行説は立体五行が二つに分かれて三通りあるのですが、実質は東西南北中央という平面図一つに収…