ここまでは、五行と配置図にこだわって、自然と人間の違いをみてきました。 この時に平面五行と立体五行を一つにする作業で、陰陽という概念が使われました。 神の意志を陰と陽に分けるという考え方です。陰と陽を合わせると、神になります。 陰陽説は五行説とは別に成立していたようだと、高尾先生も推論で書かれています。 陰陽説は五行説にも入り込んで、陰陽五行という新しい世界を生みました。 そこから、暦術や占術(算命学)が派生的に生まれてきました。 この陰陽説も五行説と並んで、算命学を理解する上で重要な理論になっています。 人間は、生(陽)と死(陰)という陰陽の世界の中で存在しているという理屈です。 有形の世界…