今週のお題「鬼」 『泣いた赤鬼』は、児童文学作家である浜田廣介氏の代表作で、学校教科書にも採用された名作児童文学です。私は、子供の頃、本ではなく、紙芝居で初めて知りました。あふれ出る涙が、止まらない読書体験を少年時代に何度もしている私ですが、紙芝居を読んでもらい、図書室で本を借りて、自宅で何度も読み返しては、涙したのをよく覚えていますよ。 あらすじは、村人たちの信頼を得て、なんとか仲良くしたいと願う赤鬼に、青鬼が、自分が村で暴れているところに赤鬼がやってきて、村人を助け、それによって村人の信頼を得るのはどうか、と提案し、見事、筋書き通りに事は運び、赤鬼は村人たちと仲良くなった、というものですが…