中国後漢の人物(生没年不詳)。幽州涿郡の人。字(あざな)は憲和。『三国志』蜀書に立伝されている。
蜀漢の創始者である劉備に挙兵から仕え、劉備の相談役や使者となって働いた。益州の劉璋へ降伏を勧める使者にたったことと、禁酒令を出した劉備を機智を用いて諌めた話が記録に残っている。
劉備の臣下では孫乾、糜竺と並ぶ古参であり、傲岸で無頓着な性格であったため、新参の名士の諸葛亮らに対しても遠慮せず振舞ったという。
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こんにちは軸ブレ社会人です。 今回も書籍紹介です。 宮城谷版三國志、第7巻読了しましたのでそちらのご紹介。 三国志 第七巻 (文春文庫) 作者:宮城谷昌光 文藝春秋 Amazon 第6巻の内容はこちら。 blogshoshinsya.hatenablog.com 宮城谷 昌光版「三國志」について(第6巻の書籍紹介にも同内容掲載) いわずと知れた中国の歴史小説です。これまで様々な文才が「三国志(三國志)」を書籍化してきました。(私も吉川英治著、北方謙三著「三国志(三國志)」などについても読んだことがあります。) その中でも、宮城谷昌光著の本作品は陳寿の「正史 三国志」を題材に作成された著書である…
【ア行】韋康···曹操配下の、民政担当。涼州攻略の時に連れられる。馬超に殺られる。 伊籍···字は機伯。劉表の家臣。その後、劉備の配下。信頼できるし、誠実。痩身で涼やかな目。劉表と陳元夫人に恩を感じる。力量はあるが、野心がない。病死。死ぬ間際に法律の本と、物の値段や市場のあり方の本二冊を記す。どちらも非常に素晴らしい本。 尹貞···司馬懿の軍学の師。今は司馬懿の参謀。戦より、諜略に卓抜なものを持つ。額から右目にかけて赤痣があり、隠すために顔を右にそむける癖がある。常人では思い付かないような汚い諜略をやる。司馬家が絶対的なものとして思っており、魏のことは二の次。姜維の槍を受けて死ぬ。 于禁···…
麋竺、孫乾、簡雍、伊籍ってまあ「文官」って感じのイメージなんだろうが、劉備の元で全員「将軍」になってるんだよな・・・。その手の分類で言えば全員「武官」ってことじゃないか。
『三国志演義』は長年にわたって醸成されてきた三国志のお話の集大成のような本ですね。一口に『三国志演義』と言ってもいくつかの版本がありますが、現在普及しているのは毛(もう)宗崗(そうこう)とその父親が編纂したとされている版本のものです。その版本は「毛宗崗本」と呼ばれています。 毛宗崗本の『三国志演義』には「読三国志法」という文章が添えられており、そこには毛宗崗の、三国志演義はこういうお話なんだよ、こういうところに注目して読んでほしい、という思いが記されています。『三国志演義』がどういう意図で編纂されたのかを知りたい方には興味のある文章だと思いますので、私のつたない読解力でふんわりと和訳したものを…