ローマの時代から国が潰れるときに起こることは、2500年もの間変わっていないようです。当時のローマでは、扇動政治家による衆愚政治、慢性化した抗争による政治の乱れ、貨幣経済の進展による貧富の格差の拡大が起きていたと言います。そして、まさか潰れるはずもないと思われた帝国は、意外と簡単に、法律を守ったまま、身動きが出来なくなるというのです。民主主義の守護神のように立ち回っていたアメリカが、正に分裂の危機にありますが、一年前にこの事を正確に予想した専門家はどれだけ居たのか。また、今現在の日本では、世界で起きていることを正確に報道しないのも気になります。 本来、正義の番人である司法制度と手続きが、崩壊の…