人間には、3つの基地が必要だと、米澤好史氏は指摘しています。 その一つ目は、恐怖や不安、怒り、悲しみなどのネガティブな感情を持ったとき、「特定の人」に守ってもらえるという認知・行動の「安全基地」です。 2つ目は、「特定の人」と一緒にいる時「落ち着く」「ホッとする」「なんだかちょっと良い気持ちになる」などのポジティブな感情を生じさせる感情の「安心基地」です。 そして、3つ目は、「特定の人」から離れ、行動し、その後また「特定の人」のところに帰ってくるという一連の行動ができること。自身の体験を「特定の人」と共有し、受容してもらえることでポジティブな感情は増加し、ネガティブな感情は減少する。これは、「…