きのうが立春。 八十八夜や二百十日などはこの日から数えた節目で、立春は農作業の基準日になってきた。この日から最初に吹く強い風を「春一番」と呼ぶ。「春一番」と聞くと、私くらいの年代の人は、キャンディーズを思い起こすのでは。 実際は「立春」は、今が冬のピークで、これから春に向かうという意味だという。つまり立春、立夏、立秋、立冬はそれぞれ一つ前の季節の最盛期で、ここを境に次の季節へと向かう分岐点なのだという。 初候は「東風解凍(はるかぜ、こおりをとく)」。9日からが次候「黄鶯睍睆(うぐいす、なく)」。14日から末候「魚上氷(うお、こおりをいずる)」。冬のピークに春を感じられるかは、私たちの観察眼と感…