精子の辿る過酷な道 生命の継続に関わっているのが生殖細胞、精子と卵子であるが、ヒトの繁殖システムには実はかなり過酷な競争が仕込まれているという。 そもそも精子は1億ぐらいが生産されるそうだが、その中から最終的に卵子にたどり着いて受精できるのはたった1つである。つまりは受精卵になった時点で1億分の1の確率をくぐり抜けた超エリートであるという。 精子の旅は遠泳だという。女性の体内は体液で満たされている。スタート地点から目指す卵管は18センチほどで、精子の大きさを成人男性と同じにすると6キロ遠泳だという。しかもこれがタダの遠泳ではない。まず子宮の入り口ではネバネバの中をくぐり抜ける必要があり、ここを…