世には、「白馬の王子様症候群」なる言葉があるらしい。 とするなら、私は、まさしく、年齢を重ねた今も、いつか王子様が目の前に現れるかもしれないと密かな期待を抱く「白馬の王子様症候群」にあたるだろう。 なに?結婚して素敵な旦那様に会えたのではないか?と知人や友人が私に疑問を抱くかもしれないが、元々私には幼少期から結婚願望はなく、事実婚だろうが、同棲であろうが、パートナーや恋人で一生を終えてもいいという考えを持っていた人間だ。それは、自分の両親を目の当たりにして、結婚に対する期待・希望など、いつの間にか薄れてしまったから。 じゃあ、なぜ結婚したの?と言われれば、それは、私が男というわけではないが、難…