皆さん、こんにちは! 中国に有名な言葉があります。「貧賤の交はりは忘るべからず。糟糠の妻は堂より下さず」 貧乏な時から苦労をともにしてきた妻は、表座敷から下に降ろさないほど大切にすべきである。『糟糠の妻』は、貧しい時から酒の糟(かす)や糠(ぬか)を食べて、苦労を共にしてきた妻。『堂より下さず』は、表座敷から下げない、ということで、正妻の地位から追い出してはならないという意味です。 後漢の初代皇帝の光武帝は、姉の湖陽公主が不幸にも夫に先立たれたため、なんとか良い再婚相手を探してやりたいと思っていました。光武帝が湖陽皇主の気持ちに探りを入れてみると、「宋弘殿のりっぱなお姿と器の大きさには誰もかない…