「FOLKER」のゲネプロより 今から25年前、女性死刑囚たちがフォークダンスバトルに挑戦するという異色の内容で、観客を笑いと涙と興奮の渦に巻き込んだ、幻の傑作コメディ『FOLKER』。元宝塚歌劇団トップの紅ゆずるを主演に迎え、作者の後藤ひろひとが再び演出した舞台が、2月14日に大阪で開幕した。 ゴシップ誌記者(浦井のりひろ/男性ブランコ)に売り込みのあった、手書きの原稿。それは元囚人が、フォークダンスバトル「FOLKER」に出場したときのことを語った手記だった・・・という導入から、舞台は一気に彼女たちが『コロブチカ』を踊る場面にワープ。物語は、手記で描かれた女性囚人たちの世界と、原稿を読む記…