紙漉き、和紙つくり
和紙を作り上げる諸工程のこと。コウゾで説明する。
@黒皮はぎ コウゾの幹を刈り取り蒸して皮を剥ぐ。
@皮の外皮をけずりとり白皮とする
@アルカリで2,3時間煮る(その後一晩置いておく)
@アルカリ分を落として叩く(叩解:こうかい)
@材料を漉き船というプールに均一に分散させ必要な粘剤を加えて漉く。
これを「流し漉き」といい、繊細な紙になる。中国の「溜め漉き」とは異なる。
@なお、外国産の材料を使ったものを和紙と呼べるのかなどの議論があるが、筆者は日本伝統の技法で漉かれた紙は「和紙」とよんでもさしつかえない、と考える。ただ、「ネパール和紙」という言い方には首をかしげざるを得ないが。