石英の自形結晶である水晶のうち、紫色に色づいたもの。
英語では amethyst。
これをカタカナ読みしてアメジスト、もしくはアメシストとも呼ばれる。
発色の原因は、わずかに含まれる鉄イオンに由来する。
人為的な加熱により、緑色もしくは黄色に変色する。
多くの国で産出するが、メキシコ、ブラジル、ウルグアイ、インド、マダガスカル産がよく知られている。
日本では宮城県小原(雨塚山)、新潟県綱木、島根県藤屋産が古くより著名。
また諸々の金属鉱山の脈石からも産出を見ている。石川県遊泉寺鉱山などが有名。