はじめに 今回皆様に配信する随筆は、我が師、「同根会」代表長谷川肇(智泉)先生が、今から40年前(1984年・昭和59年)、会報に投稿されたものです。 40年前の記述ですが、今読み返すと、その内容が一層鋭く我々に響いてきます。我々はことの本質を掴みきれないまま、闇雲に経済的な利得を追いかけ、流されるままにここまで来てしまった結果が、今の体たらくなのかと思うことしきりです。 長谷川先生の文章は、話し言葉と同じように、歯切れがよく、現状分析から、物事の本質に迫る切り口は見事です。 というわけで、2024年の新年にあたり、長谷川先生がお書きになった随筆を皆さんにお読みいただき、本来日本人の持つ「陽性…