というわけで、小林一三についていろいろご紹介してきました。 今回で終わりでございます。 前回、統制経済派と敵対して商工大臣を辞職しました。 そうすると、今度襲ってくるのは、小林が経営していた事業に対しての統制です。 阪急電車も、東京電燈などの会社は国有化され、宝塚歌劇団も本来の公演を行えない状態になっていました。 唯一、残ったのが、戦意高揚としての、「東宝」の映画でした。 まあ、つまり、小林としてはやることがなかった、ということです。 お茶などを楽しんでいたらしいですが、それも批判されたりと、いろいろ面倒だったようです。 そして、戦争が終わります。 すると、さっそく、戦後復興院総裁という役職に…