今から四十四年前の三月三日、野村秋介先生、元盾の会のメンバーら四名が財界の営利至上主義を糾すため、決起した経団連事件の日です。 以下檄文 三島由紀夫・森田必勝烈士と楯の会会員が、自衛隊を衷心から敬愛し、かつ信頼していながら敢えてあの市ヶ谷台の挙に及んだに等しく、われわれも敢えて今日この「檄」を日本財界首脳諸氏に対して叩きつける。 大東亜戦争の敗北によって、廃墟と化した戦後日本の復興に、財界が少なからぬ寄与をし、如何にその指導的役割を果たしてきたか、これまでの歴史的事実を、われわれは決して軽んずるものではない。 しかしその反面において、諸君らの営利至上主義が、どれほど今日の日本を毒し、日本の荒廃…