ドイツの哲学者にシュプランガーという人がいるのですが、どういうことに優先的な価値を感じるかで、人間を6つのタイプに分けています。順に挙げると、理論的人間、審美的人間、経済的人間、宗教的人間、権力的人間、社会的人間の6つです。これ、おもしろいなと思い、大昔に、自己流に質問をつくって授業で生徒にきいてみたことがあります(ちょっと乱暴な話でシュプランガーに怒られそうですが…)。たとえば、「理論的人間」だったら「理屈に合わないことを要求されるのは嫌いである」とか、「審美的人間」なら「自分の持ち物の色やデザインにはこだわりがある」とか、順に自分に当てはまるものに挙手してもらいます。「経済的人間」のところ…