水が無ければ生物は生きていけません。 地球に豊富に水が存在したことが生物が繫栄した理由の一つです。 しかし「水」という物質は非常に不思議な性質を持っています。 その一つが、分子量が小さいにも関わらず沸点が100℃と高いことです。 炭化水素のアルカン類(ブタンとかヘキサンとか)の分子量と沸点との関係を見ていくと炭素数と沸点は極めてきれいな直線状に並んでおり、沸点が100℃となるのはCが7のヘプタンですが、その分子量は100です。 水の分子量は18ですので、メタンの16と近いのですが、メタンの沸点はマイナス162℃です。 これは水が液体状態では分子量100の物質と同様の動きをしていることを示してい…